ここでいうテクニカル指標とは、時系列チャートを構成している価格軸・時間軸を、様々な数式に代入して評価する指標のことをいいます。
ローソク足 (時系列チャート)
時系列チャートとは、時間経過を横軸に均等に割り振っていくチャート方式のことで、代表的なものにローソク足があります。
移動平均線
ローソク足の成分には価格軸・時間軸しかないため、テクニカル指標はこれら2つの変数を基に作られているに過ぎない。
一般にテクニカル指標と呼ばれるものには、大きくトレンド系とオシレータ系の2つがあります。以下、株価チャートを例に話を進めていきます。(為替チャートでも基本原理は同じ)
トレンド系テクニカル指標は、その名の通り株価チャートの値動き(トレンド)に沿うように形成されるのが特徴で、株価の将来の値動きを示唆する指標として使われる。(※とされている)
移動平均線と呼ばれるものには、一定期間における株価の合計を時間で割った単純移動平均(SMA)、直近の価格に比重を掛けた指数平滑移動平均(EMA)などがある。その他有名なテクニカル指標には、ボリンジャーバンドや一目均衡表などがある。
一目均衡表
基本的にトレンド系テクニカル指標は、一定の信頼性を確保するには日足以上など、比較的長い時間軸で表示しなければ意味がない。
(※ただし効くとは言っていない。)
オシレータ系テクニカル指標とは、株価の売られ過ぎ・買われ過ぎを判断するのに用いられる指標です。
代表的なものにはRSI、MACD(マックディ)などが挙げられる。
RSI
RSIはかなりアバウトな上に、時間経過とともに買われ過ぎ・売られ過ぎの水準が中央に戻ってくるため、例えば売られまくってRSIが30%を下回っても、時間が経ってしまえばその価格に馴染んでしまう。(※価格が上がらなくとも50%水準に向かって戻ってくる)
補足として、テクニカル指標はどこの証券会社でも標準的に使用できますが、結論から言えば全く覚えなくてもトレードに支障はありません。(※現に私は全く使っていません)
ただし、将来的にEA(自動売買プログラム)を作成する予定であれば、覚えておいて損はないかと思います。