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出来高を知ろう

出来高はいわば投資家の呼吸のようなものであり、様々な要因によって急激に増えることがあります。
最終更新日 2019/08/03
  • 出来高とは
  • 出来高が増えるケース
  • テクニカル分析への利用

出来高とは

出来高(売買高)とは、ある一定期間において売買された株数のことをいいます。その銘柄の売買が活発に行われれば出来高が増加するため、出来高を確認することで投資家の思惑や相場の過熱感を知ることができます。

出来高
  • 単位M:100万

上の出来高グラフで使われている単位「M」は「ミリオン(100万)」のことです。例えば400Mは、400×1,000,000=400,000,000(株)ということになります。(4億株)

市場で売買されている銘柄の株式総数、つまり発行済株式総数は四季報などで確認できるので、出来高と発行済株式総数を比較することで、その銘柄の株がどの程度取引されたのかを把握することができます。

上はトヨタ自動車の株価チャートになります。トヨタ自動車の発行済株式総数は約33億株なので、出来高400Mとなっている所では33億株のうち4億株が取引されたことを意味しています。(約12%)

出来高が増えるケース

出来高はいわば投資家の呼吸のようなものであり、様々な要因によって急激に増えることがあります。

出来高が増えるケース
  • ニュースなど材料が発生したとき
  • チャート上の重要ポイントに到達したとき
  • セリングクライマックス (セリクラ)

決算短信の業績結果が良かった、業績予想が上方修正されたなど、好材料が出れば買い優勢となって出来高が増加します。また押し目などチャート上の重要なポイントに到達した場合にも、テクニカル分析派の買いや利益確定売りなどによって出来高が増加します。

また株が売りつくされる最終段階である「セリングクライマックス」でも、出来高の急増を確認することができます。

テクニカル分析への利用

株のテクニカル分析では、チャート分析と併用して出来高に注目する手法があります。