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短期トレードのポイントや銘柄の選び方

短期トレードでは、ファンダメンタル分析よりもテクニカル分析を重視するのが基本です。
最終更新日 2019/08/03
  • 株の短期トレードとは (短期投資)
  • テクニカル分析を重視する
  • 短期投資の特徴や、メリット・デメリット
  • 銘柄選びのポイント

株の短期トレードとは (短期投資)

株の短期トレードとは、1時間足・日足など比較的短い時間軸で取引を行うトレードスタイルです。1日単位で取引が完結するデイトレードや、数日~数ヶ月単位でポジションを保有するスイングトレードなどがあります。

日経平均株価 株価

テクニカル分析を重視する

短期トレードでは、ファンダメンタル分析よりもテクニカル分析を重視するのが基本です。

ここでいうテクニカル分析とは、過去の株価チャートを基に近い未来の株価を予想する手法全般を指します。具体的には、移動平均線など各種テクニカル指標を用いた手法、トレンドラインなどを駆使したライントレード、チャートを「形」で捉える手法などがあります。ただし全てが有効な手法だと思わない方がいいので、必ず自分なりに検証を重ねて、自己流のテクニカル手法を精錬させていくことが肝要となります。

短期投資の特徴や、メリット・デメリット

短期投資の特徴や、メリット・デメリットについて。

メリット
  • 企業分析を行う必要がない。 (ファンダメンタル分析が不要)
  • 利益確定までの期間が短いため、複利でモリモリ儲けることも可能。 (回転売買に適している)
  • 値動きの範囲が限定的なので、信用取引でレバレッジを掛けてさらに利益率を高めることもできる。
デメリット
  • エントリーポイントの選定が難しい。外れたら即損切りを行わないと、高値掴みさせられて塩漬けになるリスクが高い。
  • 地合いが不安定であったり、突発的なニュースに対して翻弄されやすい。
  • 時間的拘束が長い。特にデイトレードでは、9時から15時まで時間を拘束される。(放置できないので株価チャートを見続けかねればならない)

銘柄選びのポイント

短期投資における銘柄選びのポイントを紹介します。どのテクニカル分析を使えばいいのかについては個人差があるためここでは限定しませんが、テクニカル的な値動きを成り立たせるために満たすべき条件などを紹介したいと思います。

時価総額の大きい銘柄・出来高の多い銘柄を選ぶ

時価総額の大きい銘柄・出来高の多い銘柄は、それだけ市場で取引しているプレイヤーの数が多いことを意味します。プレイヤーの数が増えれば、テクニカル的な値動きに対して素直になる傾向があります。(皆が意識するため)

流動性の低い株、または低位株は選ばない

短期トレードでは、値動き変動(ボラティリティ)があることが重要です。流動性の低い株や株価が100円以下の低位株などは値動き変動に乏しく、短期トレードで値幅を狙いに行くことが難しいです。流動性については、出来高や売買代金を確認することで活発に取引されているかどうかが分かります。また、特定株比率の高い銘柄は日々の流動性に乏しく、大株主が売却するタイミングなで一気に動くなど荒い値動きをするため、特定株比率が極端に高い銘柄は避けた方がいいです。

特定株比率

特定株:創業者一族など大株主が常に保有しており、市場に出回らない株のこと

日経平均株価との連動性を考慮に入れる

日経平均株価は景気動向を反映しているため、個別銘柄を選ぶ際にも日経平均株価の値動きは気に掛けておいた方がいいです。日経平均株価の地合いが悪い(景気が悪化傾向にある)ときに、個別銘柄を「買い」で入るのは控えた方がいい、など。