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ROE(自己資本利益率)とは?

ROEとは、自己資本利益率のことです。株主のお金がどれだけ効率的に使われたかを表す指標として用いられ、ROEが高いほど企業収益性が高いと判断されます。
  • ROEとは?
  • ROEの計算式
  • なぜROEを算出するのか? (目的)
  • 実際にROEを計算してみよう!
  • ROEはどのくらいあると良いのか? (目安)
  • ROEを高くする方法
  • ROEが高いからといって、投資先として安全であるとは限らない
  • ROEを見るときは、自己資本比率もセットで考える
  • ROEとROAの関係性

ROEとは?

ROEとは、自己資本利益率のことです。(ROE:Return On Equityの略)

ROEの計算式

ROEは以下の計算式から算出されます。

ROE(%) = 当期純利益 × 100
自己資本(期首・期末平均)
  • 自己資本には期首・期末の資本を平均した平均資本を用います

なぜROEを算出するのか? (目的)

ROEは、株主のお金がどれだけ効率的に使われたかを表す指標として用いられます。

一般にROEが高いほど、企業収益性が高いと判断されます。(後述)

実際にROEを計算してみよう!

ROEは会社四季報や証券会社で口座開設すると簡単に確認できますが、実際に手計算してみましょう。

ROEの計算方法

ROEの自己資本には、厳密には期首・期末平均の平均資本を用いますが、ここでは直近の自己資本を代用して計算します。2017年3月期の連結決算から、連結ROEを算出してみます。

ROE(%) = 当期利益 ×100 = 114,940 ×100 = 5.7 (%)
自己資本 2,014,570

会社四季報にある連結ROE(6.0%)とは計算が合いませんが、自己資本の値が平均資本ではないので微妙にズレているのだと思われます。

ROEはどのくらいあると良いのか? (目安)

日本の上場企業の平均ROEは5%程度です。またROEが10%以上ある企業は、株主資本を効率的に活用できている企業と判断されます。

ROEを高くする方法

ROE(%) = 当期純利益 ×100
自己資本(期首・期末平均)

計算式から分かるように、ROEを高くする方法には以下があります。

1. 当期純利益を増やす

会社の業績が上がれば、ROEは上昇します。(理想的)

業績の良い会社・当期純利益が伸び続けている会社はROEが高く推移します。(優良企業)

2. 自己資本を減らす

会社が自由に動かせるお金・余剰資金をどこにも投資せずに溜め込んでいると、自己資本(≒純資産)が増えて結果的にROEは下がります。効率的に資金を活用できていない状態といえます。

積極投資して自己資本を減らすことで、ROEを高めることができます。

ROEが高いからといって、投資先として安全であるとは限らない

自己資本 ≒ 純資産(資産-負債)なので、資産を減らして負債を増やすことでも自己資本を減らすことができます。

借金を意図的に増やしてもROEは上がるということです。(邪推)

ただ、会社の利益を上げるための設備投資で借金した場合でも自己資本は減ります。この場合、経営者は余剰資金を溜め込まず、業績を上げるための適正な投資判断を行っていることになります。単純に借金=悪と捉えるのは間違いです。

ROEの計算方法

またROEが高くても、負債が大きい(自己資本比率が小さい)企業は危険です。

ROEを見るときは、自己資本比率もセットで考える

ROEは負債が大きくても上昇します。企業がどれだけ負債を抱えているのかについてはROEだけでは判断できないため、自己資本比率も一緒に確認する必要があります。

自己資本比率(%) = 自己資本 ×100
総資本(総資産)
自己資本比率

自己資本比率は高すぎれば良いというものでもありませんが、自己資本比率が極端に低い企業は倒産確率が高まるので注意が必要です(財務レバレッジが高い状態)。適正な目安としては30%以上あれば大丈夫だと思いますが、40%以上あればまず倒産しないといわれています。

40%~60%辺りが理想的ですが、銀行業のように自己資本比率が低くても大丈夫な業種もあります。

ROEとROAの関係性

ROEに似た指標としてROA(総資本利益率)があります。ROAは負債(他人資本)も含めた「総資本(総資産)」から企業収益力を導き出すため、例えば先述のように負債を増やして自己資本を減らし、相対的にROEを高めるといった意図的な数値操作ができなくなります。