配当金や株主優待を受け取る権利を発生させるには、以下の条件をクリアすればOKです。
少しややこしいですが、株式は購入した日から起算して4営業日後に受け渡しが行われます。(受渡日)
配当金を受け取るための本来の条件は、権利確定日にその株式を「保有している状態」であることです。
ここで注意してほしいのが、株式を購入したその日に「保有している状態」になるのではなく、購入してから起算して4営業日後の「受渡日」を迎えてはじめて「保有している状態」になるということです。(株主名簿に登録される)
そのためには、権利確定日の3営業日前にその株式を購入する必要があります。これが権利付最終日です。
配当金を受け取る条件は、権利付最終日に株式を購入した状態でその日を終えてさえいればよいため、翌日(権利落ち日)にすぐ売却しても大丈夫なんです。株式を持ってないのに権利確定日(受渡日)には「保有している状態」になるんです。(ちょっと違和感ありますが)
ここでいう4営業日とは、株式市場が開いている平日を指します。
上図は土日を挟んだ場合の権利付最終日です。(※土日祝日は営業日に含まれないので注意)
口座開設している証券会社の該当銘柄ページで簡単に調べることができます。
株価情報の中に、期末配当の権利落ち日、中間配当の権利落ち日が記載されています。この日を迎えるまでに該当株式を購入していれば、配当金を受け取ることができます。
権利確定日は通常、月末(30日または31日)に設定されることが多いです。
信用取引を利用して買付注文を行っても、配当金や株主優待を受け取ることはできません。また信用売りを行った場合、配当落調整金が発生します。