これまさに初心者だった頃の私が陥っていた心理なんですが、要は株式投資が良く分からないし、その会社の株価も本当に適正なのか分からないから、100円・200円など見た目で安い株と思える株(低位株)にしか手が出せなかったんですよね。
こういった心理に悩まされた経験を持つ人は、意外と多く居るかもしれませんね。(私だけ?)
チャート上に示されている株価は、1株当たりの株価を示しています。
株式市場では最低売買単位(単元株)というものが銘柄ことに定められており、その株式を購入できる売買単位が決まっています。(100株単位、1,000株単位など)
同じ株価チャートなのに、売買単位が違うだけで全然イメージが変わりますよね。でも、実際には同じ260,000円の株なんです。(1単元)
日本郵船は、10株を1株にする株式併合が行われ、2017年10月より最低売買単位(単元株)が1,000株から100株単位に変わりました。1株当たりの株価が10倍になった代わりに、最低売買単位が10分の1の100株になったということです。
私も日本郵船の株式を1,000株単位の頃から持っていますが、株式併合による損失は発生していません。(単純に株価が10倍になっただけだった)
チャート上の株価は、株式併合や株式分割で10倍にも10分の1にもなってしまいます。株価が100円だろうか1,000円だろうが、実際にはあまり関係がないことが分かります。株価チャートの目盛を見て現在の株価が100円だったとしても、それを安いと感じるのは株初心者の心理的イメージでしかないのです。
まぁ、何となく100円スケールで動いていた方が有利に感じる気もしますが、多分あんま関係ないんだろうな。
「じゃあ実際に、会社の価値って数値化できるの?」
こんな疑問を抱く人は多いですが、一応、会社の価値を財務面から数値判断できる指標はあります。
会社の株価はどうのように決まるのか、株価の割安・割高判断はどのように行うのかなどについては、以下にまとめています。