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PERの逆数が意味するもの (株式益利回り)

PERの逆数から算出される指標に、株式益利回りというものがあります。株式益利回りは、1株当たりの利益比率を表しています。
  • PERおさらい
  • 株式益利回り
  • 配当利回りとの関係

PERおさらい

PER(倍) = 現在の株価
1株当たり当期純利益(EPS)

PERとは株価収益率のことで、PER=20(倍)のように表記されます。単位は(倍)と表記しますが、株価と純利益では厳密に比較している要素が異なるので、あまり(倍)という意味にはこだわらなくてもいいです。

PERと株価

PERは一般に、会社の業績に対して現在の株価は割高なのか割安なのかを判断する指標として用いられます。

2016年度:業種別平均PER
業種 連結PER
建設業 11.64
食料品 27.02
医薬品 24.00
電気機器 21.05
銀行業 8.58

PERは業種ごとに平均が異なるので、該当銘柄が属する業種の平均PERと比較することで、該当銘柄が相対的に割高なのか割安なのか判断することができます。

株式益利回りとは

1株利益を株価で割ったものに、株式益利回りという指標があります。

株式益回り(%) = 1株当たり当期純利益(EPS) ×100
現在の株価

実はこの指標、PERの逆数を取った値から算出されていることが分かります。

株式益利回りは、1株当たりの利益比率を表したものであり、1株当たりどのくらい利益率が見込めるのかを調べるときなどに役立ちます。(投資効率を見る指標)

配当利回りとの関係

株式益利回りと配当利回りとの関係について。

配当利回り(%) = 1株当たりの配当金 × 100
株価

株式益利回りの計算式と、配当利回りの計算式とを見比べれば分かりますが、株式益回りは純粋に1株当たりの利益率を表したもので、配当利回りは受け取れる配当金の比率を表しています。

会社が上げた業績(当期純利益)が全額そのまま配当金として株主に分配される場合、株式益利回りと配当利回りは同じ値になります。業績の一部しか株主に分配されない場合、株式益利回りよりも配当利回りが小さくなります。

一応、株式益利回りは、配当金利回りを調べる際の基準にもなることが分かると思います。

また配当金は基本的に、企業が業績を上げなければ貰うことはできません。業績を上げなければ分配できるお金そのものがないので当たり前ですよね。(資産売却益など例外もありますが)

補足

1株当たりの配当金

まぁそんな回りくどいことしなくても、1株利益(EPS)と1株当たり配当金を比較すれば利益に対して何%が株主に分配されて、何%が内部留保として残されたかは調べることができます。

上画像の例では、2016年度3月期の連結本決算で、1株利益68.5円に対して配当金が18円発生したことを表しています。上画像の業績については、会社四季報や口座開設した証券会社のページ等でも確認できます。