国内株式が売買されいる場所(証券取引所)は、東京・名古屋・札幌・福岡の4ヵ所になります。
国内最大級の取引所が東京証券取引所(東証)で、ここでは上場企業のおおよそ90%の株式が売買されています。また東京証券取引所の中には、東証プライム、東証スタンダード、東証グロースと市場がさらに区分けされています。(2022年4月4日より)
各市場には上場審査基準というものが設けられており、東証プライムの上場審査基準が最も厳しく設定されています。細かな審査基準については日本取引所グループに記載されていますが、ポイントとなるのは株主数や時価総額の大きさなどになります。(上場時見込み)
グロース市場には、株主数・時価総額の小さい新興企業が多く存在します。これから成長していくような企業を見つけるには、グロース市場をチェックしてみるのも面白いかもしれませんね。(成長株投資)
堅実な長期投資を目的とするなら東証プライム・東証スタンダードの銘柄から、掘り出し物感覚で大化け株を狙ってみるなら東証グロースの銘柄からなど、自分の投資目的によっても選ぶ市場が変わってくると思います。
東証の市場分けは、2022年4月3日までは「東証一部、東証二部、マザーズ、JASDAQ」の4つに分けられていましたが、市場構造の見直しによりこれらの名称は廃止となりました。
東証一部に上場することを「一部上場」といいます。東証一部に上場するためには株主数・時価総額などにおいて最も厳しい上場審査基準をクリアしなければならないため、一部上場することは「大企業の証」ということにもなります。(信用の面で受ける恩恵が大きい)
この言葉も市場改変によって死語になるのでしょうね。