移動平均線とは、一定の期間における株価の合計を時間(期間)で割り、その平均を出したものです。
例えば日足チャートにおける5日線は、5日間の株価終値を足して、5で割ることで求められます。
株価の平均を割り出す、いわゆる普通の移動平均線のことを、単純移動平均(SMA)などとも呼びます。
直近の株価に比重をかけて計算するのが、指数平滑移動平均(EMA)です。指数平滑移動平均の方が直近の値動きに敏感に反応するため、比較的短い時間軸でトレンド転換を見極めるにはこちらの方が良いように思います。(※ただしパラメータ含め、自己流に検証を重ねる必要あり)
移動平均線で用いられるパラメータ(期間)については議論が起こりそうですが、一般に日足の場合では以下の日数が使われています。
移動平均線で用いられるパラメータ (日足) |
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5, 6, 10, 13, 20, 25, 26, 75, 90, 200 |
ちなみに日足の場合、5日線・25日線・75日線・200日線辺りが標準的に使われているようです。
移動平均線はどうのように使うのかについて、基本的な使い方を紹介します。
5日線が25日線を割り込まない間は、買い継続。
移動平均線の位置は、着目する時間足やパラメータによっても変わってきてしまうため、細かな調整を行う必要がある。
短期線が長期線を超えて上昇に転じる値動きをゴールデンクロス、短期線が長期線を下回って下落に転じる値動きをデッドクロスといい、売買シグナルとして活用されます。