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EPS(一株当たり当期純利益)とは?

EPSとは、1株あたり当期純利益のことです。一般にEPSが高い方が企業収益性が高いといえますが、単純にEPSが上昇したからといって業績も上がっているとは限らないので注意。
  • EPSとは?
  • EPSの計算式
  • なぜEPSを算出するのか? (目的)
  • 実際にEPSを計算してみよう!
  • EPSが高いほど、その企業の収益力が高い
  • 株式併合や株式分割などでもEPSは変動する

EPSとは?

EPSとは、1株当たり当期純利益のことです。(EPS:Earnings Per Shareの略)

分かりやすく言うと、ある特定の期間(当期)で得られた会社の純利益は、1株当たりに換算すると幾らなのかを算出したものです。

業績
  • 【連中】連結中間決算、【連本】連結本決算、【単中】単独中間決算、【単本】単独本決算

EPSの計算式

EPSの計算式は以下のようになります。

EPS(円) = 当期純利益(税引後)
普通株式の期中平均発行済株式数 (≒発行済株式総数)

ある特定の期間(当期)における純利益を、その期間中における発行済株式数で割れば、1株当たりの当期純利益が出ます。分母について、厳密には期中における平均発行済株式数を考慮しますが、企業情報で確認できる発行済株式総数を使って計算してもOKです。

なぜEPSを算出するのか? (目的)

その会社の株式をどれだけ持っているかは人によって異なるので、1株利益(EPS)に自分の保有株式数を掛け合わせることで、利益全体に対する自分のおおよその利益配分を把握することができるようになります。

EPSを計算する目的

1株利益(EPS)が伸び続けているかどうか

また1株利益を時系列で見直すことで、その会社が成長し続けているかどうか、1株単位でも順調に利益を伸ばし続けているかどうかが見えてくるので、今後の投資判断材料にも利用できます。

実際にEPSを計算してみよう!

EPSを算出するには、当期純利益、期中平均発行済株式数(または発行済株式総数)が分かっていなければなりません。会社の業績については、口座開設した証券会社の四季報や企業情報から確認することができます。

EPSの計算方法

注意したいのが、連結なのか単独なのかを混同させないことです。試しに単本16.03(2016年3月の単独本決算)における一株利益(円)を算出してみましょう。

EPSの計算

業績に記載されている一株利益は335.48(円)なので、上記の計算結果とは微妙にズレていますね。ズレる理由としては、期中平均発行済株式数の代わりに発行済株式総数の数値を使っているなど幾つか考えられます。厳密にEPSを算出するには、以下のように計算するようです。

EPS = 損益計算書上の当期純利益 - 普通株主に帰属しない金額
普通株式の期中平均発行済株式数 - 普通株式の期中平均自己株式数

厳密計算では、普通株主に帰属しない金額(優先株式など)を差し引く、会社の自己株式を差し引くなど行います。

EPSが高いほど、その企業の収益力が高い

EPSが高い = 1株当たりの利益が大きいということになるので、一般にEPSが高いほど、その企業の収益力が高いとされます。(例外あり)

EPSの計算

株式併合や株式分割などでもEPSは変動する

EPSは単純に当期純利益を上げれば上昇するだけではなく、発行済株式総数が変化することでも変わってきます

例えば株式併合によって2株を1株に併合した場合、EPSは2倍になります。

反対に株式分割によって1株を2株に分割した場合、EPSは2分の1になります。

当期の業績が悪かったとしても、株式併合を行えばEPSを上昇させることができます。単純にEPSが上昇したからといって業績も上がっているとは限らないので注意が必要です。