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景気敏感株(シクリカル株)の探し方

景気敏感株はその名の通り、景気との連動性が高い特徴があります。景気敏感株は株価に真っ先に連動する特性を持っているため、他の業種に先行して動く性質があります。
  • 景気敏感株(シクリカル株)とは
  • 景気敏感株の特徴
  • シクリカル銘柄 一覧
  • 景気敏感株とディフェンシブ株
  • 景気敏感株 まとめ
  • 結局は会社の業績次第 (私の感想)

景気敏感株(シクリカル株)とは

景気敏感株(シクリカル株)とは、景気動向に左右されやすい産業を指します。英語のサイクル(cycle)から来ている言葉で、シクリカル(=循環的)という意味を持っています。景気は好景気・不景気を循環するものであり、それに連動して動くために景気敏感株(シクリカル株)という呼び名がついています。

景気敏感株の特徴

景気敏感株はその名の通り、景気との連動性が高い特徴があります。景気敏感株は株価に真っ先に連動する特性を持っているため、他の業種に先行して動く性質があります。

日経平均株価(日経225)

「景気」という曖昧な基準を視覚的に表したものの一つに、日経平均株価があります。日経平均株価は日本の主要225銘柄の株価平均を取ったものですが、これが好景気・不景気を知る上で非常に有効な指標となります。景気敏感株は景気との連動性、つまり日経平均株価との連動性が高いという特徴を持っています。

住友金属鉱山

シクリカル銘柄 一覧

では、シクリカル銘柄にはどんな業種が挙げられるのでしょうか?

シクリカル銘柄は、①狭義の意味では原材料・素材系を扱う業種がそれに当たります。②広義の意味では電気製品・輸送用機器(自動車産業)など輸出製品もシクリカル銘柄に含まれます。ここでは本来の意味である狭義におけるシクリカル銘柄について勉強していきたいと思います。

狭義の意味でのシクリカル銘柄
化学 信越化学工業、花王、富士フイルムホールディングス、資生堂、旭化成
卸売業 三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、住友商事、豊田通商
鉄鋼 新日鐵住金、ジェイ エフ イー ホールディングス、日立金属、神戸製鋼所、丸一鋼管
非鉄金属 住友電気工業、住友金属鉱山、三菱マテリアル、古河電気工業、三井金属鉱業
ガラス・土石製品 TOTO、旭硝子、日本碍子、太平洋セメント、日本特殊陶業
ゴム製品 ブリヂストン、住友ゴム工業、横浜ゴム、東洋ゴム工業、ニッタ
繊維製品 東レ、帝人、ワコールホールディングス、東洋紡、オンワードホールディングス
石油・石炭製品 JXTGホールディングス、出光興産、昭和シェル石油、コスモエネルギーホールディングス、富士石油
海運業 日本郵船、商船三井、川崎汽船
鉱業 国際石油開発帝石、石油資源開発、日鉄鉱業
パルプ・紙 王子ホールディングス、日本製紙、レンゴー、大王製紙、北越紀州製紙
  • 東証一部の時価総額上位

シクリカル銘柄には、原材料・素材系を扱う業種が挙げられます。自動車など製品を作るときにはまず原材料・素材が売れます。その原材料を基に、様々な製品が生み出されて出荷されます。好景気とはモノが売れて経済が回ることをいいますが、モノが売れる過程ではまず原材料・素材の受注が増えるところから始まります。

原材料や素材(マテリアル)がシクリカル銘柄として挙げられるのにはそういった理由があります。

景気敏感株とディフェンシブ株

株を景気動向の視点で分類すると、大きく2種類に分けることができます。

景気敏感株
(シクリカル株)
景気動向に左右されやすく値動きは不安定傾向にある。中長期投資(5年以上)、短期投資(5年未満)どちらでも値幅を狙いことができる。ただし長期投資する場合には、景気動向を最重要視する必要がある。
安定株
(ディフェンシブ株)
景気動向に左右されにくく値動きは安定傾向にある。中長期投資(5年以上)で安定した結果が出やすい。値上がり益よりも配当利益による恩恵が大きい。

あまり景気動向に左右されることなく長期投資を行うのであれば、ディフェンシブ株を選ぶのが定石となります。一方、価格変動リスクは高まるけれども大きなリターンを狙うのであれば景気敏感株を狙うのがよいです。

景気敏感株 まとめ

  • 景気動向に左右されやすい。
  • 日経平均株価との連動性が高い。
  • 景気底打ち局面では真っ先に反応する。
  • 他業種よりも先行して動く。(他業種が景気動向に遅行する)
  • 景気循環に合わせて値幅(ボラティリティ)を追いやすい。(ハイリターン)

結局は会社の業績次第 (私の感想)

景気動向に左右されやすいといわれる景気敏感株ですが、これに属する銘柄全てが景気動向や日経平均株価に高い連動性を示しているという印象はありません。鉄鋼・非鉄金属などの個別銘柄を見ても、景気動向に合わせて波打つような株価チャートを描く銘柄もあれば、比較的穏やかに推移している銘柄もちらほら見受けられます。

この辺のグレーな部分にはどんな因子が隠されているのかはまだ私の実力では見えてきませんが、結局のところ株価を決定する最大要因は会社の業績(営業利益・純利益)です。景気敏感株は不景気の時に仕込んでおくのが効果的ですが、企業分析も踏まえて慎重に銘柄選びを行っていきたいです。

(景気の底で上手く仕込めたのに、肝心の業績が振るわなくて景気上昇の恩恵を受けなかった苦い経験が私にもあります)