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株式時価総額の構成比から見る、日本の産業構造

時価総額に着目するだけでも、日本の産業構造がぼんやりと見えてきて面白いです。
  • 株式時価総額の構成比から見えてくる、日本の産業構造

株式時価総額の構成比から見えてくる、日本の産業構造

何だか仰々しい言葉を並べているように思えますが、要するに業種ごとの時価総額の大きさから、日本の主要産業は何なのかが見えてくるということです。

時価総額

時価総額=現在の株価×発行済株式総数

時価総額は「株価×発送済株式総数」で求められ、株式市場における価値を金額換算したものになります。業種別の時価総額を算出することで、日本の株式市場においてどの業種(産業)により多くの資金が集まっているのかが見えてきます。

株式時価総額の構成比 (東証一部)

日本取引所グループが提供している業種別時価総額を基に、東証一部の業種別時価総額構成比を算出してみました。(※上位5位までを赤色分け)

業種 上場会社数 構成比
電気機器 157 12.86%
情報・通信業 179 9.86%
輸送用機器 62 9.33%
化学 140 7.04%
銀行業 86 6.80%
小売業 194 5.64%
機械 136 5.05%
サービス業 181 4.70%
医薬品 39 4.56%
卸売業 171 4.37%
食料品 80 4.35%
陸運業 41 3.58%
建設業 100 3.03%
不動産業 62 2.16%
保険業 9 2.12%
その他製品 54 2.05%
精密機器 30 1.42%
電気・ガス業 21 1.39%
その他金融業 22 1.31%
鉄鋼 32 1.11%
ガラス・土石製品 32 0.95%
ゴム製品 11 0.90%
非鉄金属 24 0.86%
証券、商品先物取引業 22 0.86%
金属製品 41 0.75%
繊維製品 39 0.62%
石油・石炭製品 10 0.60%
空運業 3 0.46%
鉱業 7 0.33%
パルプ・紙 12 0.26%
倉庫・運輸関連業 24 0.22%
海運業 8 0.20%
水産・農林業 7 0.10%
  • データは2017年11月末現在のものです
  • 構成比の小数点第3位以下は切り捨てています

上位5業種には「電気機器」「情報・通信業」「輸送用機器」「化学」「銀行業」がランク入りしており、これらだけで東証一部全体の時価総額の45.89%(約半分)を占めています。電気機器は、韓国や中国などの海外メーカーにシェアを奪われつつある印象がありますが、依然として日本の産業のトップに君臨していることが上表から分かります。

上位5業種と企業名

上位5業種を構成している企業を挙げてみました。

業種 企業名 (時価総額5位まで)
電気機器 キーエンス、ソニー、キャノン、ファナック、日本電産
情報・通信業 日本電信電話、NTTドコモ、ソフトバンクグループ、KDDI、ヤフー
輸送用機器 トヨタ自動車、本田技研工業、デンソー、日産自動車、スズキ
化学 信越化学工業、花王、富士フイルムホールディングス、資生堂、旭化成
銀行業 三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、ゆうちょ銀行、みずほフィナンシャルグループ、三井住友トラスト・ホールディングス

日本の産業の約半分は、電機メーカー・通信キャリア・IT企業・自動車メーカー・化学メーカー・メガバンクを中心に回っていることが、時価総額の構成比から見えてきます。

時価総額に着目するだけでも、日本の産業構造がぼんやりと見えてきて面白いですね。他の切り口としては、純利益やROE(自己資本利益率)なんかで見てみるのも面白いと思います。

4. その他 知識
サムネ画像 株式時価総額の構成比から見る、日本の産業構造