株式銘柄には時価総額という参考指標があります。時価総額は株価×発行済株式総数で導き出される指標で、株式市場における企業の価値をお金で表したものになります。
時価総額ランキング トップ10
時価総額の大きい銘柄は日々活発な売買が行われており、その銘柄を巡って巨額のお金が動いています。また市場参加者も多く、景気動向やテクニカル的な値動きに対しても素直に反応しやすい特徴があります。要するにチャートが綺麗。
時価総額の小さい銘柄は、市場参加者の絶対数が少ないために値動きや流動性に乏しい傾向にあります。また、一部の投機筋によって大きく値を吊り上げられるなど荒い値動きをすることがあります。要するにチャートが汚い。
「いくらからが時価総額が大きい」といった明確な基準はありませんが、株価チャートを見て髭を連発しているような銘柄は避けた方がいいです。
時価総額が小さいと、一部の仕手筋(ヘッジファンド)による価格の吊り上げ行為など、価格操作がしやすくなってしまいます。(仕手株)
仕手筋が絡むような銘柄はインチキ要素が満載なので避けるようにしましょう。仕手筋が好む銘柄は、株価が100円以下の低位株や、時価総額の小さい銘柄などが狙われやすいです。
特定株とは、創業者一族や金融機関など大株主が保有している株のことをいいます。特定株は大株主が保有し続けているために市場に出回りにくく、特定株比率の高い銘柄は流動性に乏しくなる傾向にあります。積極的に回転売買する短期投資家にとっては、浮動株比率が高く、特定株比率が低い銘柄が理想です。(半々くらいでもOK)
特定株比率は、会社四季報で確認できます。