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現物取引と信用取引の違い

現物取引と信用取引の違いについてポイントをまとめました。
  • 現物取引と信用取引
  • 現物取引と信用取引の違い
  • 株式と株券

現物取引と信用取引

株式投資を始めると、「現物取引」と「信用取引」という言葉が出てきます。特に株取引を始めて間もない初心者は、これらの取引の違いに少し混乱してしまうかもしれませんね。私も初心者の頃はそうでした。

ここでは現物取引と信用取引について、その特徴や違いなどを紹介していきたいと思います。

現物取引と信用取引

現物取引

現物取引はいわば普通の株取引のことで、自分の資金を使って株式を購入します。自分のお金で買ったものなので当然株式の名義人は自分です。また株式の名義人となることで、配当金や株主優待の受け取り、議決権などの株主の権利を得ることができるのも特徴です。

信用取引

一方信用取引では、必ずしも株券購入に必要な買付資金を自分で用意する必要はありません。証券会社に一定の保証金を預けることで、元手以上の取引ができるのが信用取引の大きな特徴のひとつです。ちなみにFXやCFDも保証金取引の一種です。買付資金や売付株券を証券会社・証券金融会社に借りて取引を行う性質上、株主の名義人になることはありません。そのため議決権はありませんが、配当金については配当落調整金というものが発生します。

現物取引と信用取引の違い

現物取引と信用取引の違いについてポイントをまとめました。

現物取引と信用取引の違い
現物取引 信用取引
保証金取引 × 最大約3.3倍まで
売買区分 新規買い 新規買い・新規売り
売買制限 同銘柄を1日1回まで 無制限
議決権 あり なし
配当金 あり 売方が買方に対して配当落調整金を支払う
株主優待 あり なし
手数料 約定手数料のみ 約定手数料のほか、貸付金利や貸株料など諸経費が掛かる

補足① 売買に関するもの

信用取引の方が、株取引における選択の幅が広がります。

現物取引では「買い」からしか入れませんが、信用取引では借りた株を空売りできるので「売り」からでも入ることができます。また現物取引では回転売買が認められていませんが、信用取引では1日に何度も同じ銘柄を売買できます。

補足② 株主の権利について

信用取引は株券のみの売買なので自分が名義人になることはありません。ゆえに議決権や配当金などの受け取り権利はありませんが、信用売方が信用買方に対して配当落調整金を支払うことで調整されます。

補足③ 手数料について

現物取引は基本的に約定手数料のみの負担となります。信用取引は約定手数料のほか、貸付金利や貸株料などが掛かります。借りている日数(ホジション保有期間)が長いほど、これらの費用は大きくなります。その他、信用管理費・信用取引名義書換料など諸経費が掛かりますが、手数料が約定代金の何十%も占める訳ではないので実際そこまで費用は掛かりません。

イラスト

株式と株券

ちなみに私は、現物取引では株式購入、信用取引では株券購入といったように、株式と株券という言葉を使い分けています

現物取引では、株券のほかに議決権など株主の権利も譲渡されるため、株式購入と呼んでいます。信用取引の場合には株式の権利は譲渡されないので、単に株券購入と呼んでいます。

細かなニュアンスの違いですが、一応上記のように使い分けています。