FX会社が倒産したら、預け入れしているFX口座資金はどうなるんだろう?
勝手に債務整理に利用されないだろうか?
こんな疑問や不安を感じたFXプレイヤーは居るかもしれません。FX会社には倒産リスクがあります。特にFX口座に大金を預けている投資家にとっては、FX会社が倒産したときの顧客資金がどうなってしまうのかは気になりますよね。
結論を先に述べれば、私たち顧客資金は守られます。FX会社には固有財産と顧客資金を分別して管理しなければならない義務(分別管理)があるため、万が一FX会社が倒産したとしても、顧客資金は外部弁護士などを通じて顧客へ返還される仕組みになっています。(金融庁による法律)
分別管理とは、FX会社の固有財産と顧客から預かっているFX口座資金とを分別して管理する仕組みのこと。
顧客資金は、分別先(信託銀行など)で別管理している。
国内FX会社は必ず金融庁へ営業の届出をする義務があり、また金商品取引法によってすべてのFX会社には分別管理が義務付けられています。
金融商品取引法を破った金融業者には業務停止・営業資格剥奪など厳しい措置が下されるため、ほとんどのFX業者はこれを厳守しています。気になるようであれば、現在利用中のFX会社ホームページより、当該項目に関する文面を確認してみましょう。
分別管理の種類(方法)は、店頭FX取引と取引所FX(くりっく365)でその分別先が異なります。
店頭FX取引業者の場合、分別管理の方法として信託保全を行っているFX会社が多いです。信託保全では、信託銀行に顧客資産を預けるという形で顧客資産が守られます。大手信託銀行には、三菱UFJ信託銀行、三井住友銀行、みずほ信託銀行などがあります。どの信託銀行に信託保全を依頼しているかは、各FX会社により異なるので、気になる人は各FX会社の信託保全先をチェックしてみてください。
一方、取引所FX(くりっく365)業者の場合、東京金融取引所が顧客資産を預かります。
店頭FX取引 | 信託銀行(三菱UFJ信託銀行、三井住友銀行、みずほ信託銀行など) |
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取引所FX(くりっく365) | 東京金融取引所 |