デイトレードとは、その名の通り「1日単位でポジションを完結させるトレード」をいいます。
エントリーからポジションクローズまでを1日以内に終えるため、翌日へのポジション持ち越しがない。そのため、サラリーマンなどは日中にポジションを気にすることなく仕事に打ち込める。人によっては保有中のポジションがあると「値動きが気になって昼間の仕事に集中できない」という人も居るので、そういう意味でも切り良く終えられるデイトレードは有意義といえます。
ちなみに私もデイトレーダーです。
私は欧州時間(16:00~24:00)だけに絞ったトレードをしているので、昼間は副業などの時間に充てています。 (値動きが気にならないので集中できる!)
デイトレードのメリットを紹介します。
冒頭でも書きましたが、すっきりとポジションクローズして翌日を迎えられるため、サラリーマンなど日中に仕事をしている人はメリハリを付けることができます。
FXは平日であればほぼ24時間市場が開いていますが、土日は休場となります。そのため、稀に金曜日終値と翌月曜日始値との間に価格乖離(窓)が開くことがあります。通常であれば窓は開かない場合がほとんどですが、ごく稀に100pipsを超える大窓が開くこともあるので、ハイレバレッジのまま週末持ち越しをすると大損を喰らってしまうリスクがあります。
私はこの「窓」によるポジション持ち越しリスクが大嫌いなので、デイトレードを選択している理由もあります。
スキャルピングはエントリーチャンスが無数にある反面、神経をすり減らすので疲労が溜まります。デイトレードはスキャルピングに比べて対象とする時間軸がゆっくりなため、毎日トレードしても疲労が翌日まで残りません。また、15~30pipsなどある程度まとまった値幅を狙えるため、スキャルよりもポジション効率が良いです。 (利益幅に対してスプレッドが占める割合が小さい)
FXでは、ポジションを翌日に持ち越すとスワップポイントが付与されます。金利差がプラスであればプラススワップを受け取れますが、高金利通貨ペアなどを売る場合にはマイナススワップを支払う場合がほとんどなので、ポジションを翌日に持ち越す際にはどの程度スワップポイントの影響が出るのかを事前に把握しておく必要があります。
ポジションを翌日に持ち越す心配のないデイトレードでは、スワップポイントの影響を考える必要がありません。
FXを11年以上やっている私には、鉄板パターンというものがあります。 (俗にいう聖杯パターン)
私がよく使う鉄板パターンはデイトレードの時間軸で出現することが多いので、出現した時は強気で張っています。秘匿性の観点からWeb上には書きませんが、FXにはこういった鉄板パターンが隠れているので、探してみるのも楽しいですよ。
デイトレードのデメリットには何が挙げられるか。
これは時間軸の区切り方によって視点が変わってしまうので一概には言えないのですが、基本的にFXの値動きは1~3ヶ月程度を大きな流れの節目とするため、1日単位でエントリーとポジションクローズを繰り返すデイトレードは、ポジション効率の点でスイングトレードよりも劣ります。
「ノイズに巻き込まれる割合が高くなる」ということです。
分かりやすい例が、「結局落ちるなら、何で昨日上がったんだよ・・・」という時間軸的な認識のズレなどです。
大きな流れの中の小さな局面を切り取るデイトレードでは、こういった時間軸的なジレンマに悩まされるリスクが高まります。
特に大事なところ。
私はスキャル・デイトレ・スイングを長い期間に渡って研究しましたが、結局辿り着いたトレードスタイルはこのデイトレードでした。この辺は相性や性格による所もあるので、トレードスタイルは自分がやりやすいものでいいと思います。