スリッページとは、ポジション約定の際に値が滑ることです。
値が滑るとは、意図していたレートよりも約定レートが乖離している状態をいいます。
例えば自分が0.73800で指値買い注文を行っても、実際に約定したレートが0.73850であった場合、5.0pips乖離した状態で約定したことになります。この場合、利益確定売りの際には想定よりも5.0pips損をしてしまうので5.0pipsの不利約定ということになります。(プレイヤーが不利となるレートでの約定)
値滑りは不利な方向に滑ることもあれば、結果として有利な方向に滑ることもあります。
例えば0.73800の指値買い注文に対して0.73750まで滑って約定した場合、利益確定の際には5.0pips得をしているので有利約定といえます。
どんな環境下でスリッページが起こり得るのかについて、その原因を挙げていきたいと思います。
注文の約定に大きな影響を与える原因は、FX会社が提供する取引サーバの約定力です。取引サーバの約定力がしょぼいと、スリッページが頻発します。悪質な業者では、意図的に不利約定を起こしてプレイヤーに損をさせる業者も居ます。(ただし自然淘汰されるのでそんな業者は非常に稀)
私は常に複数のFX口座を開設しており、スリッページ確認や使用感などを比較しながらFXをしています。近年のFX会社サーバはどの業者も高性能なので、約定力に関してはあまり大きな差は感じません。私が使っているFX会社については、以下で紹介しています。
1秒で何十pipsもレートが乱高下するような相場では、必然的にスリッページが起こりやすくなります。こういった乱高下相場では、スリッページどうこうではなくポジションを持つことそのものに注意しましょう。わざわざ危険な値動きをする相場で勝負する必然性もないので、取引を見送る選択も大切です。
また乱高下相場では、取引注文が殺到して回線パンクやサーバ落ちなどの二次被害が起こる可能性もあるので厳重に注意しましょう。(FX初心者は見送るのが吉)
スリッページが頻発する場合には、上記のような原因を探ってみましょう。