FXでは定番のドル円(USD/JPY)をはじめ、ユーロ円、ポンド円、ユーロドルなど世界中の通貨を取引することができます。私もFXを知らなかった頃は数種類の通貨しか知りませんでしたが、今では数十種類もの通貨を知っています。
株式投資は人口マニアになるといいますが、FXは通貨マニア、経済マニア、政策金利マニアになれます。(笑)
主要通貨(メジャーカレンシー)とは、国際的な市場で取引されている通貨のことで、取引量や取引参加者が多いのが特徴です。主要通貨と呼ばれるものには以下があります。
これら主要通貨は国際的な信頼性が高く、国際決済通貨(ハードカレンシー)とも呼ばれます。
基軸通貨・貿易決済通貨の米ドル、巨大な経済圏を誇るユーロ、世界有数の債権国である日本円、20世紀初頭まで世界の覇権を握っていたかつての基軸通貨英ポンド、金よりも固い信頼性を持つと言われるスイスフランなど、錚々たる通貨が名を連ねます。
政策金利の高い通貨を高金利通貨と呼びます。
FXにはスワップポイント(金利差)の概念があります。スワップポイントは、通貨ペアの金利差に応じて毎日受け取る(または支払う)ことのできる金利収入のことです。
通貨 | 金利 |
---|---|
オーストラリアドル (AUD) | 1~7%程度 |
ニュージーランドドル (NZD) | 1~8%程度 |
メキシコペソ (MXN) | 3~8%程度 |
南アフリカランド (ZAR) | 5~12%程度 |
トルコリラ (TRY) | 4~18%程度 |
政策金利は、自国内のインフレ率や失業率など政情によって変化します。また、トルコリラなど極端に高すぎる金利を設定する通貨には注意が必要です。
(慢性的に高いインフレ率に悩まされており、金利を高くすることで自国通貨価値を高めている状態。要するに通貨自体の信頼性が極端に低い。)
FX会社によって取引できる通貨ペアの種類は異なりますが、主要通貨ペアは基本的にどのFX会社でも取引可能だと思います。
ドル円、ユーロ円、ポンド円、スイスフラン円、オーストラリアドル円、ニュージーランドドル円、カナダドル円、南アフリカランド円、トルコリラ円、 |
ユーロドル、ポンドドル、ドルスイスフラン、オーストラリアドルドル、ニュージーランドドルドル、ユーロポンド、etc. |
各FX会社の平均は20通貨ペア程度だと思います。
国内FX会社の場合、日本人向けにクロス円ペア、ドルストレートペアを中心に取り扱っているFX会社が多いです。
FX会社によってはスウェーデンクローナ円、ノルウェークローネ円、ハンガリーフォリント円、香港ドル円、メキシコペソ円など、50通貨ペア以上を取り扱っているFX会社もあります。